2021年1月から!!イギリス向け乗用車の関税率10%にあがる!?

2021年1月から!!イギリス向け乗用車の関税率10%にあがる!?

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 2021年1月からは日本とイギリス間で新たなEPA(FTA)が締結されない限り、5月19日イギリス発表のUKグローバルタリフが適用されることが予想されます。例えば乗用車等は、日本は日EU EPAを活用した場合、2021年2月からは6.3%(それまでは7.5%)となりますが、イギリスの離脱によってイギリス向けは10%になります。一方、韓国とイギリス間ではすでに2国間FTAが締結されており、乗用車等の関税率は韓EU FTAを引き続きゼロのままです。

イギリス 新関税率 UKグローバル・タリフ (2020年5月19日公表)

概要

・輸入額ベースで60%相当の品目をゼロ関税
・畜産品やセラミック製品等は関税を維持
・リストの「ukgt_duty_rate」を参照
・「UKGT」は年内に法制化、2021年1月から施行

韓英FTA(2019年8月22日締結)

概要

・韓英FTAでは、韓EU・FTAの譲許関税を同様に適用

自動車、自動車部品など、韓国の主要輸出品目は従来どおり関税ゼロで輸出可能

原産地規則や原産地手続きも緩和

EU産材料で生産した製品についても、3年間は域内産

・輸送では、EUを経由した場合でも3年間は直接輸送したものとみなす

8703.21 乗用車(ガソリン 1500~2000cc)の関税率の比較

・EU対外共通関税率→10%
・UKグローバルタリフ→10%(2021年1月以降)
・韓EU韓FTA→0%
・韓英FTA→0%
・日EUEPA→6.3%(2021年2月1日以降)なお、それまでは7.5%(2020年2月1日〜2021年1月31日)

2021年1月からは日本とイギリス間で新たなEPA(FTA)が締結されない限り、例えば乗用車等は、日本は日EU EPAを活用した場合、2021年2月1日からは6.3%(それまでは7.5%)となりますが、イギリスのEU離脱によってイギリス向けは10%になります(2020年12月31日までは移行期間として日EU EPAが継続して適用される)。

韓国からイギリスをHSコード8703.21の産品を輸出する場合は、イギリスのEU離脱前、離脱後どちらであっても関税はゼロのままです。

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