関税削減事例(サンワ様)

 株式会社サンワさんから依頼を受け、下記のステップでサンワさんが輸入している産品について実際に関税が削減できないか確認しました。確認の結果、削減が見込めそうで、かつ取引量が多い5つの産品を選択し、事前教示制度を用いて通関に申請しました。結果的に5つ全ての産品につきまして、関税を削減することができました。

関税削減のステップ

  1. 株式会社サンワ様の輸入品のHSコードと関税率と年間仕入高の資料を受領し、関税率が削減できる余地がないか検討。
  2. サンワ様の仕入先は中国や台湾であったため、日本とのFTAやEPAは無いため活用できないと判断。
  3. そのなかから、効果が大きい3品目について事前教示制度を用い、現在適用されている関税率より低くなる根拠を述べて、申請。
  4. 追加の新商品3つについて関税率が高いことが判明。
  5. そのうちの2つについては関税が下がる見込みが高いので、上記3品目と併せて事前教示を実施。
  6. 5品目全てについて関税を削減 

関税削減の結果

結果は、5つとも関税を下げることができました。

ミニペン立て芯材 3.9% → 0% 関税ゼロを実現

ねんどの貯金箱  3.9% → 0% 関税ゼロを実現

くびふり貯金箱  3.9% → 0% 関税ゼロを実現

綿ハチマキ    9.0% → 6.5%

綿ロングハチマキ 9.0% → 6.5% 

関税削減の経緯

下記のメールを株式会社サンワ様から頂き、スタートしました。

井川 様
お世話になります。
初めてメールさせて頂きます。
私は株式会社サンワの●●と申します。
この度は●●先生を通じて井川様の連絡先を教えて頂きました。
弊社は図工・美術教材を企画・製造・販売をしております、教材メーカーです。
最近は海外から輸入の商材が多く、関税の問題をかかえております。
是非、井川様にご教示頂き、業績アップにつなげたいと考えます。
何卒宜しくお願い申し上げます。

2018年10月30日の株式会社サンワ様からのメール

 このメールを受け、株式会社サンワ様に輸入の商材のHSコードや関税率が記載された仕入データを頂きました。仕入先毎にわかれた5シートほどのエクセルシートの中から、関税率が高く、仕入金額の大きいもので関税率削減可能性の高い、下図のミニペンたて芯材、ねんどの貯金箱、くびふり貯金箱をピックアップしました。また、当該商品のサンプルも頂きました。

 そして上図3つにつきまして事前教示制度を利用し、通関に各々の産品につき我々の認識する正しいHSコードを示し、その結果として関税率はXX%になるべきだという申請書を提出しました。

なお、残り2つ(綿ハチマキと綿ロングハチマキ)につきましては、7月より新商品で取扱う事になった商品です。2019年7月10日に下記のようなメールを受け取りました。

「明日、初回入荷があり、昨日輸入許可書を通関業者より頂きましたが関税率がかなり高いです。現状より関税率を引き下げる方法はございますか?

63770~63778 綿タスキ9色⇒ HSコード:6307.90-0104 6.5%
63930~63938 綿ハチマキ9色⇒ HSコード:6217.10-0901 9.0%
63940~63948 綿ロングハチマキ9色⇒ HSコード:6217.10-0901 9.0%
『ハチマキは衣類の付属品として扱われますが、タスキは付属品とはならないため税番が異なっております。』と通関業者に言われました。」

2019年7月10日の株式会社サンワ様からのメール

 そこで、綿ハチマキと綿ロングハチマキにつきましては、6.5%で下がる見込みがありましたので、最初の3つと併せて事前教示を申請しました。

 2019年9月12日に、綿ハチマキと綿ロングハチマキ、2019年10月16日にそれ以外のミニペン立て芯材、ねんどの貯金箱、くびふり貯金箱の3つにつきまして、正式に通関から事前教示の回答を得、結果的に5品目全てについて関税を削減することができました。下記はその一部、ロングハチマキとくびふり貯金箱の「事前教示回答書」と「事前教示に関する紹介書」です。

通関からの事前教示回答書

綿ロングハチマキ

くびふり貯金箱

弊社から通関に提出した事前教示に関する紹介書

綿ロングハチマキ

くびふり貯金箱

関税削減を検討したい会社様は、是非こちらよりご連絡ください。

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