【10分でわかる!!】TPP11付加価値基準!!日EU EPAと比較!

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 TPP11の付加価値基準はRVC方式で、控除方式と積上方式の2種類があります。比率は控除方式が非原産材料控除後45%以上、積上方式が原産材料35%以上です。同じRVC方式でも日EUEPAとは比率も計算方法も一部異なりますので注意ください。

付加価値基準の位置付け(原産地規則)

  • 完全生産品
  • 原産材料のみから生産される産品
  • 品目別原産地規則を満たす産品
    • 関税分類変更基準
    • 付加価値基準 ⬅︎ 今回はここの説明
    • 加工工程基準

日EU EPAの付加価値基準(おさらい)

下記のどちらの方式でもいい

  • RVC方式
  • Max NOM方式

FOB価格  100万円
非原産材料  45万円
原産材料   30万円
労務費、製造経費、利益、その他  13万円

港までの輸送費等 12万円

RVC:原産割合がFOBの55%以上あればいい(控除方式)
   ➡︎ (100-45)÷ 100 = 55  ≧ 55% ⭕️
MaxNOM:非原産割合が(FOB-輸送費等)の50%以下
   ➡︎ 45 ÷(100-12)= 51% > 50% ❌

TPP11

下記のどちらの方式でもいい

  • RVC方式
    • 控除方式
    • 積上方式

FOB価格  100万円
非原産材料  45万円
原産材料   30万円
労務費、製造経費、利益、その他  13万円

港までの輸送費等 12万円

RVC:原産割合がFOBの45%以上あればいい(控除方式)
   ➡︎ (100-45)÷ 100 = 55% ≧ 45% ⭕️
RVC:原産材料がFOBの35%以上あればいい(積上方式)
   ➡︎ 30 ÷ 100 = 30% < 35%

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