最大50％の追加関税！！トルコは187品目+鉄鋼260品目に追加関税（2020年4月17日と18日の大統領令）

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　2020年4月17日と18日、トルコは187品目と鉄鋼260品目に追加関税を課しました。日本はカテゴリー９や８という最も不利な条件のカテゴリーとなっています。一方、EUはカテゴリー１で最も有利なので、トルコに輸出する際はEUから輸出する方が得策です。

トルコ　2020年4月18日の大統領令

＜目的＞
国内産業の保護や貿易赤字の縮小
＜概要＞
187品目に対して追加関税
①4/18〜9月末までの追加関税率　関税率リスト
▶︎5.8%〜50%
②10月1日以降の追加関税率　関税率リスト
▶︎5%～25％

＜対象品目＞
接着剤、プラスチック製の板・シート、
鉄鋼製のねじ・ボルト、ポンプ、
鍛造機・ハンマー、
トランスフォーマー（変圧器）、
マイクロフォン・スタンド、オシロスコープ、腕時計、ランプ、
ビデオゲームのコンソール機、祝祭用品、
ゴルフ用具、ボタン・ファスナー　　など

具体的事例：日本▶︎トルコの場合　9606.10　ボタン、スナップファスナー

①9月末までの時限措置の関税率
カテゴリー９▶︎50%

②10月1日以降の追加関税率
カテゴリ−９▶︎10%

日本からトルコに輸出する場合、トルコで上記の追加関税が発生します。なお、①の9月末までは、②の10月以降より、40％高くなっています。

具体的事例　EU▶︎トルコの場合　9606.10　ボタン、スナップファスナー

①9月末までの時限措置の関税率
カテゴリー１▶︎　0%

②10月1日以降の追加関税率
カテゴリー１▶︎　0%

一方、EUから商品、製品をトルコに輸出する場合であれば、追加関税ゼロとなっています。

トルコ　2020年4月17日の大統領令

＜目的＞
国内産業の保護や貿易赤字の縮小
＜概要＞
鉄鋼260品目に対して14％～22％の追加関税
7月15日までの時限措置の関税率
＜対象品目＞
72類鉄鋼の一部　7210.20〜7228.70　関税リスト

　こちらも日本から輸出する場合は、関税リストのの「カテゴリー８」に分類され、最も不利な追加関税を課せられます。一方、こちらもEUから商品、製品をトルコに輸出する場合であれば、「カテゴリー１」に分類され追加関税ゼロとなっています。ただ、こちらの追加関税は7月15日までとなっておりますので注意ください。

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